てんかんinfo

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てんかんとは

小児てんかんで薬をやめることはできるの?

1)抗てんかん薬を止められるてんかんと続けるてんかん

てんかんになりやすい性質があり、子どもの頃に発作が始まる特発性の強直・間代発作や欠神発作、小児の後頭部や中心・側頭部に発作波をもつ良性てんかんなどでは、ある年齢(思春期頃)になると発作がなくなり抗てんかん薬をやめることができるようになります。しかし、症候性の部分てんかん(側頭葉てんかん、前頭葉てんかんなど)では発作が止まりにくいことが多く、一般に長期にわたって抗てんかん薬を続けることが多いようです。

2)抗てんかん薬をやめる目安

発作が3年以上あらわれず、脳波検査で2年以上てんかん波が出てこない場合に、抗てんかん薬の中止を考慮します。ただし、てんかんの種類で目安となる年数は異なり、良性のてんかん(中心・側頭部に棘波を持つ良性小児てんかん、良性後頭葉てんかんのPanayiotopoulos型、乳児良性部分てんかん、乳児良性ミオクロニーてんかん)は発作のない時期が2年間で中止を考慮しますが、ウエスト症候群やレノックス・ガストー症候群などは慎重に検討する必要があるとされています。抗てんかん薬を中止するときは、量を徐々に減らしていきますが、その途中で再び発作が起きたり脳波の異常がみられた場合には、再度抗てんかん薬を増量して様子を見ることになります。

3)抗てんかん薬中止後の再発

抗てんかん薬を中止した後に再び発作が起こる可能性は、中止してから3年以内が多いと知られています。そのため、抗てんかん薬を中止した後も定期的に脳波検査で発作性の異常な波が出ないか調べることが大切です。