てんかんinfo

てんかんを知りたいあなたのために

てんかんとは

女性のてんかん:その他の事項

1)出生児の発達について

一部の抗てんかん薬を服用中の女性から誕生する子供の認知機能の発達が遅れるという調査結果もありますので、定期的に発達検査を受けるようにしましょう。もし問題点がある場合には早い段階から対処すれば、その後の経過が良くなる可能性もあります。これらの点も十分主治医に相談しましょう。

2)診断と治療

(1) 女性のてんかんの診断で何か特徴はありますか?

月経とてんかん発作化

てんかんのある女性の約2/3は月経期に発作が増えるといわれています。しかし、月経期間中にだけ発作が起こる月経てんかんは、女性のてんかん患者さんの5%程度といわれています。その原因は、女性ホルモンの上昇、電解質(血液中のナトリウムやカリウムなど)のバランスの変化、体内の水分貯留の増加、血中の抗てんかん薬濃度の低下などが考えられていますが、原因を特定できるものではありません。このような場合には、抗てんかん薬の調整をしながら様子を見ていきます。

(2) 抗てんかん薬による治療で注意することはありますか?

月経への影響(性ホルモンへの影響)

抗てんかん薬の中には、脳のホルモンを調節する部分に影響して、女性ホルモンの量を変化させて、月経の期間を延長するものがあります。

体重への影響

抗てんかん薬の中には食欲を高める作用を持つ薬があり、体重の増加が見られることがあります。また、眠気などが現われて、日中の活動性が減るようなことも体重に影響することがあります。

骨への影響(骨代謝への影響)

ごくまれに、抗てんかん薬を長期間にわたって飲んでいる人の中に血液中のカルシウムが減ってしまう現象がみられることがあります。特に複数の抗てんかん薬を飲んでいる人に起こる傾向があるようです。女性では骨粗鬆症が起こりやすいため、骨が弱くなることに対する注意が必要になる場合があります。

その他:多毛、歯ぐきの腫れ

多毛や歯ぐきの腫れが出やすいとされる抗てんかん薬がありますが、最近では副作用が出ないように使う量を調節しているので非常に少なくなりました。また、歯ぐきの腫れは歯磨きなどで歯ぐきや口の中を清潔にすることで軽減できるようになったとされています。
また、毛深くなる原因として、多嚢胞卵巣症候群を起こした場合にも可能性がありますので、そのような症状が見られるようでしたら主治医に相談してください。