Q.

てんかんのある方の採用で企業が事前に確認することはありますか?

A.

発作時の対応や必要な配慮を確認し、従事できる適切な業務を選定する必要があります

てんかんのある方でも、服用によって発作が止まっており、副作用に問題がなければ通常の業務に従事できます。ただし、発作がある方や発作症状によっては業務内容を制限されることがあります。
自動車や大型機械の運転や高所作業、危険を伴う業務や操作を誤ると多大な損失につながる精緻な作業を伴う業務、深夜業務については注意が必要で、就職する際、企業は以下のことを確認します。

  • ご本人が障害に対してどの程度自己理解ができているか(症状、発作の頻度など)
  • 最近発作を起こしたのはいつ頃か
  • 発作が起こった時に自身でどのような対処が行えるか
  • 周囲に対してどのような、どの程度の配慮を必要としているか
  • 障害の開示の有無や障害者手帳の有無
  • なお、障がい者枠で採用する場合と一般枠で採用する場合で対応が異なります。
    詳細については本WEBページの“雇用や定着のために知っておくべきこと”をご参照ください。

    関連ページ
    日常生活と支援制度 > 雇用を考える企業様へ|知っておくべきこと

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    よくあるご質問監修

    大阪大学大学院 連合小児発達学研究科 教授 下野 九理子 先生