Q.
てんかんの人が妊娠中に気をつけることはありますか?
A.
自己判断で薬の量を加減することはせず、主治医とよく相談してください
胎児に対する影響を気にするあまり、抗てんかん薬を服用するのをやめたり、量を減らしたりすることで、発作が誘発される可能性が高まりますので、自分の判断だけで薬の量を加減することは絶対にしないでください。妊娠中もきちんと服薬し、ストレスの少ない生活をすれば、約80%の人は妊娠前と比べて発作の頻度は変わりません。
ただ、妊娠中は抗てんかん薬の血中濃度が低下することがありますので、定期的な検査を行うことが必要です。発作が増えたり、抗てんかん薬の影響が心配なときは主治医とよく相談し、疑問や不安を解消しましょう。
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よくあるご質問監修
大阪大学大学院 連合小児発達学研究科 教授 下野 九理子 先生