Q.

抗てんかん薬の副作用にはどんな症状がありますか?

A.

抗てんかん薬の副作用はそれぞれのお薬によって症状が違います

抗てんかん薬の副作用は大きく分けて、アレルギー体質によるもの(アレルギー機序)、お薬が神経の活動を抑えることにより、用量を増やすことによって生じるもの(用量依存)、お薬を長く服用することによって起こるもの(長期服用)があります。それぞれの主な副作用には以下のようなものがあります。

  • アレルギー機序(3ヶ月以内):汎血球減少、骨髄抑制、肝障害など
  • 用量依存(薬を増量していく中で出てくる):めまい、複視、眠気、嘔気、食欲低下など
  • 長期服用(6ヶ月以上長期間続けると出てくる):体重増加、多毛・脱毛、尿路結石など
  • 抗てんかん薬の副作用は患者さんによって異なり、服用量や服用期間によっても変化するため、主治医の指示に従い適切に管理することが重要です。

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    大阪大学大学院 連合小児発達学研究科 教授 下野 九理子 先生