Q.

園・学校にてんかんがあることを伝えるにはどうしたらいいですか?

A.

てんかんを伝える際には、てんかんに対する正しい知識や理解と発作時の対処方法を共有することが重要です

てんかんを伝える際には、具体的な発作の症状、頻度、起こりやすいタイミングなどを伝えましょう。

  1. 発作時の対応
    発作が起こった場合に、落ち着いて症状に応じた対処方法や緊急処置薬の使い方、救急搬送の必要性・搬送先について情報を共有します。
  2. 授業や研修
    火や刃物など、危険物を扱う授業には注意が必要ですが、過度に制限する必要はありません。宿泊や校外研修では事前に教職員や主治医と相談し、発作が起こった時の対応について確認し、アクティビティーに際しての配慮を行うことが大切です。
  3. 子どものケア
    てんかんを持つ子どもさんもまわりの子どもたちと同じ学習の機会を持つことは健やかな成長のために大切です。安心して学校生活を送れるよう、子どもさん自身とお薬のことや、体調が悪い時に先生に伝えること、などについて話し合っておきましょう。
  4. まわりの子どもへのケア
    発作を見た時に、子どもたちが落ち着いて行動できるよう、てんかんについて自然な言葉で説明し、安心感を与えるよう指導してもらうことが重要です。
詳細については本WEBページの“てんかんを持っている子どもの保護者とのつながり”をご参照ください。

関連ページ
日常生活と支援制度 > 園・学校の先生へ|保護者とのつながり 

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よくあるご質問監修

大阪大学大学院 連合小児発達学研究科 教授 下野 九理子 先生