先生方の役割
日本てんかん学会専門医で、小児てんかん専門医の大澤 真木子先生(東京女子医科大学 名誉教授)からてんかんのある子どもの健やかな成長・発達のために、学校の先生方が果たされる大きな役割についてメッセージをいただきました。
東京女子医科大学 名誉教授
大澤 真木子先生
チームでの保育・教育
子どものためによりよい保育・教育環境を作るためには、チームでの保育・教育が大切です。担任の先生が一人で悩みを抱え込むことなく、園長・校長、主任、先生方をはじめ、保護者やクラスの子どもたちも含めて、みんながチームとなって、保育・教育の環境を作ることが大切です。
保育の現場には、公認心理師や元保育士、療育センター職員などが園に出向いて、保育者からの相談にのる「巡回相談」があります。巡回相談員には、支援や配慮の必要性について相談することができます。子どもを理解するためには、巡回相談なども活用し、知識や支援方法を得ることも大切です。
チームでの保育・教育
- 子どもたちも含め、みんながチームとなる
- 一人で抱え込まない
- 情報や考えを共有する
- みんなの意見を聞く
- 巡回相談なども利用する