てんかんinfo

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てんかんとは

他の病気と間違えられやすい小児てんかん

小児てんかんの発作はさまざまな種類があり、小児の単純部分発作では、運動発作(手足や顔がつっぱる、ねじれる、からだ全体が片方にひかれる、回転する、など)や、感覚発作(手足や顔がピリピリする、しびれる)、視覚発作(見えなくなる、輝くいろいろなものが見える)、聴覚発作(音が聞こえなくなる、鐘の音が聞こえる)などなどの症状が奇行と誤解され、精神疾患と診断されることがあります。また、複雑部分発作でも単純部分発作と同じような運動発作とともに意識障害が伴うため、より精神疾患に間違えられやすい傾向があります。例えば、意識がなくなるとともに、舌なめずりをする、あるいは手で衣服をまさぐったりする動作や、歩き回る、手をたたくなどの動作がたびたびみられ、1回の脳波検査で異常がないと(小児の場合は1回の脳波検査で異常がないことがよくあります)精神疾患として診断される可能性があります。さらに、欠神発作では突然意識がなくなり、急に話が途切れたり、動作が止まり、一点を見つめたまま無反応になります。これは、数秒から20、30秒と非常に短いことが多く、周囲の人たちに気づかれないことも少なくありません。そのため、欠神発作を頻回に起こしている子供は、食事中にハシを落としたり、反応が悪いことから、落ち着きがない、集中力に欠ける、授業中にぼんやりしている、などと見られ、発達障害などと診断され、治療を受けていることもあるようです。また、毎朝目覚めるときに意識を失う発作が繰り返され、そのために不登校になった子供に対して、その子供の家族は原因を「心の問題」と決めつけて責められ続けられたケースもあります。いずれも専門医の診断が遅れたために、成長の大事な時間の多くを奪われてしまったという事例です。
(「小児てんかんの診断はどのようにするの?の3)てんかんと間違われやすいけいれん」参照)

てんかんとけいれん

けいれんは「自分の意志とは関係なく筋肉が激しく収縮する」ことで、てんかん以外にも起こる症状です。てんかん発作以外のけいれん(非てんかん性けいれん)は、抗てんかん薬を飲んでも効果がないので、てんかん発作と非てんかん性けいれんは区別する必要があります。てんかん発作は、ほとんど同じ症状の発作を繰り返すことと、脳波にてんかん波がみられるという特徴があります。ただ、非てんかん性けいれんの中には同じ症状を繰り返す場合がありますので、けいれんを起こす状況や脳波などから総合的に判断します。