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診断と治療

脳波検査

てんかんの検査の中で最も重要な検査は脳波検査です。脳波は脳の神経細胞が出すわずかな電流ですが、それを記録することで脳の異常を診断します。正常な時の脳波は小さなさざ波のような波が記録されますが、発作が起こる時にはいくつかの神経細胞が同時に電気を出すために大きな電流が流れ、棘(とげ)のようにとがった波(棘波:きょくは)や、やや幅の広い大きなとがった波(鋭波:えいは)などがあらわれます。
このような通常とは違った波のうち、てんかん発作に関係すると波を「発作波」と呼びます。

異常な脳波(発作波)

異常な脳波

てんかん波は形だけでなく、その出方によっててんかん波の出ている脳の部位がある程度わかり、発作型の判断の参考になります。ただし、脳はいつも同じ状態ではないため、一度の検査で異常がなかった場合でも繰り返し記録したり、発作時の記録をとることが必要な場合もあります。また、乳幼児では脳が未熟なためにてんかん波をとらえにくいこともあり、成長とともに繰り返し脳波を記録することが必要になります。

また、てんかんの中には、脳波検査で異常な波を確認しにくいものがあります。次のような場合は、何回か繰り返し脳波検査が行われます。

脳波検査で確認しにくいてんかん波

  • てんかん発作を起こす場所が、脳の深いところにあると、頭の外の電極まで遠すぎるために脳波異常をとらえにくい
  • てんかん性の異常波が出る頻度が低いために、脳波検査の際に異常な波がとらえられないことがある