てんかんinfo

てんかんを知りたいあなたのために

診断と治療

抗てんかん薬を飲むときの注意点

(1)勝手に他人の薬を飲まないこと

発作の種類によって使用する薬が異なります。
どんな薬にも共通しますが、すべての人に効く薬はありません。てんかん発作のタイプによって使用する抗てんかん薬(効果を発揮する働き:作用機序)の種類や量が異なります。また、同じてんかんでも、年齢や性別、体重、合併症や現在服用中の薬との飲み合わせ、過去の副作用の経験などによって使われるくすりが異なり、主治医はその人にあった抗てんかん薬を選んでいきます。ですから、同じてんかん発作でもAさんに効いた薬がBさんに効くとは限りません。Bさんのくすりがないからと言ってAさんのくすりをもらって飲むことはできないのです。(『てんかんとは』の「てんかん発作の種類」参照)。

(2)副作用に注意

抗てんかん薬は、長期にわたって飲むことが多いため、副作用の少ない薬が望まれます。副作用をさけるため、抗てんかん薬を飲み始めるときには少量から始めて徐々に量を増やしたり、血中濃度を測定したりします。また、ご自分が飲んでいるお薬によって起こりうる副作用についても、よく理解することが重要です(「抗てんかん薬の主な副作用」参照)。

(3)薬の飲み合わせに注意

抗てんかん薬以外にも薬を何種類か飲んでいるときは、それぞれの薬がお互いに影響しあって、薬の吸収(主に腸から血液の中に入っていくこと)や代謝(体内の化学的な反応により薬が分解されていくこと)に影響があらわれることがあります(「薬物相互作用」とよびます)。薬物相互作用のため、薬の効果が弱くなったり、強くなりすぎたりすることがありますので、抗てんかん薬以外に何か薬を飲んでいる人は主治医や薬剤師に相談してください。また、一部の健康食品(セイヨウオトギリソウ)も抗てんかん薬の作用に影響することがありますので、そのような時には、主治医や薬剤師の先生に相談することが重要です。